こんにちは!やまびこ(@YamabikoR)です。
就活準備において「自己分析」は重要だとよく言われますが、私の考える逆転戦略もこれには100%賛同です。
稀に「自己分析なんて何の役にも立たない」とか「自己分析でホントの自分が分かる筈が無い」といった意見を目にしますが、無視します。
就活で自己分析をする目的は「本当の自分の強みを見出すこと」などではないからです。
いいですか、自己分析をする目的は「内定を取るため」の理論武装にあります。そして、それは「本当の自分を見出すこと」とは無関係です。
自己分析なんかクソの役にも立たないぜ!的な主張に心動かされそうな人は、まずはこの点を肝に銘じてください。自己分析で本当の自分の強みなんてハナっから探しません。
会計士試験に現役で受かったとか、司法試験に現役合格したとか、国体に出たといった類の分かりやすいものがない限り、我々凡人には根源的な強みなんてよく分からんわけです。
そして、残念ながら我々凡人は大した強みなんて鼻っから持っていません。いくら探しても無いものは無い。それは自分が一番良く分かっているはずです。まずはこの事実を受け入れましょう。
さて、自己分析の目的は武装することだと言いました。
自己分析は大した強みを持っていない我々凡人すらも武装化させてくれます。逆転戦略ではこれを何カ月もの間絶えずブラッシュアップさせ続ける鬼畜プロセスを踏みます。
これはかなりタフな作業ですが、ここを乗り越えればあなたは武装化した状態になれます。武装=根拠ある自信。根拠ある自信は内定をグッと引き寄せます。
それでは自己分析の各論に入ります。
目次
凡人のための自己分析その1:ネタ出しは兵器の材料集め
まず、中学、高校、大学、そして現在までの人生の中でネタになりそうな経験を3つか4つピックアップします。ネタとして望ましいのは「挫折/絶望系」と「挑戦系」の2つのタイプ。
人によってはネタは1つだけでも十分かもしれませんが、僕は複数のネタをピックアップすることをオススメします。
ちっぽけなネタでも有機的にリンクすると、時として就活ではバケモノ級の兵器になることがあるからです。
そして、これこそが逆転を狙う我々がとるべき戦術なわけです。
兵器になるような化学反応を実験的に探索するのが自己分析と考えてください。そのための素材がここでピックアップしたネタということです。間違っても、ちっぽけだからと言ってネタをゴミ箱に投げ入れるようなマネはしないでください。
調合次第では化ける可能性が大いにある大事な大事な素材です。
凡人のための自己分析その2:ネタのストーリー化(ラフでいいぞ)
「挫折/絶望系」と「挑戦系」のネタが出たら、それぞれをショートストーリーにしてください。ここではラフな感じでOK。
このあとネタの調合作業をする時にストーリーは整えます。まずは事実ベースでストーリー化してください。ネタの数だけストーリーがあるはず。
ここは時間を掛けずにやっちゃいましょう。このあとの調合が一番のキモです。
凡人のための自己分析その3:ネタを調合して兵器を作る
さて、「挫折/絶望系」と「挑戦系」のネタ達がそれぞれショートストーリーになったら、次は調合工程に入ります。ここが重要。
2つのネタをリンクできないかを考えてください。リンクを考えるとき、先ほど考えた事実ベースのショートストーリーは必要に応じて折り曲げたり、ちぎったり、引き伸したりしないと上手く繋がらないでしょう。それでいいです。
完全なウソはNGですが、デフォルメは盛大にOKと認識してください。だれも気がつきません。良心の呵責?そんなもの無視です。内定が出てもまだ心に残ってたら早々に内定辞退を行使して浄化すれば良いです。
ところで挫折系と挑戦系のネタは上手くやるとほとんどの場合はリンクできます。ネタの時系列にもよりますが基本構図はこうなります。
- 「挫折ネタ」→気づき→「挑戦ネタ」→いまオレおたくの面接受けてる
- 「挑戦ネタ」→気づき→「挫折ネタ」→気づき→いまオレおたくの面接受けてる
この構図は普遍です。必ずこの構図でストーリーをリンクさせてください。個別のネタがちっぽけでもこの構図が上手く繋がれば、国体女子や会計士野郎よりもあなたの存在が面接官の脳裏に植え付けられます。
往々にして就活生は「点」で語り過ぎです。
1つのネタで押し切り過ぎという意味です。学祭のスポンサー集めネタ、アルバイト頑張ったよネタ、ボランティアしたよネタ、これらすべてが「点」です。
一撃必殺系のネタを持たない我々凡人はこれじゃスペックホルダーに勝てない。
20数年間の人生の一時点の話じゃなくて、長いスパンで自分のパーソナリティと進化を表現すれば勝負できる!「20年あまりの人生すべて」で勝負をするのです。だから複数のネタを調合するわけです。そうしないと強い兵器にはなりません。
凡人のための自己分析その4:何度もトレーニングするよ
調合が終わったらトレーニングです。シャワーを浴びながらでも良いので何度も何度もストーリーを語ってください。
言っときますがこれ絶対必要ですからね。頭で分かっていても、いざ語るとなると結構上手く話せませんよ。
やってみてください。トークのミスで論理破綻してしまったらせっかく考えたストーリーが死にます。これじゃ目も当てられない。訓練はマストです。
トレーニングの段階では必ず表現方法を試行錯誤してください。どんなトーンで話せば自分の魅力がより伝わるか?表情はどうか?など、鏡に向かっていろいろ試してください。
ちなみに僕はボディランゲージを封印することをオススメしています。
日本人のボディーランゲージは胡散臭くて白々しいです。ましてや「内定が欲しい」という自明のインセンティブがある状況下でのボディランゲージです。白々し過ぎます。まあ僕の100%主観ですから鏡の前で試してあなたの最適解を見つけてください。
さて、ここまでで自己分析の方法の説明は終わりです。最後に一つだけ知っておいて欲しい事を言っておきます。
就活ではコンプレックスが最強の武器になる
ネタ出しの時、人は無意識に言いたくない経験を排除してしまいます。コンプレックスはそういうもんなので仕方ありません。
でも知っておいてください。
就活という特殊環境の中においてコンプレックスは最強の武器になり得ます。隠したくなるような失敗やコンプレックスのきっかけにもにもきちんと向き合って、肯定・意味づけさえできれば素材としては超優秀な奴になり得るのです。
コンプレックスのきっかけから、その後の自分の行動体験(些細な事でもいいです)へ繋げるストーリー展開は、圧倒的に強い動機付けを表現できるだけでなくインパクトも極めて強かったりする。
美談を話すエリートと一線を画した存在になるにはもってこいなわけです。
今まであなたが忌み嫌っていたコンプレックスはこの度あなたの武器に変わるのです。うまく使ってください。
さいごに
最後に、わたしはこの自己分析を絶えずやっていました。
スタバでもノートに書きなぐっていたし、歩きながらも考えていました。私も初めはつらかったですが、次第にブラッシュアップされていくのが楽しくってきます。
みなさんも、何度も何度も繰り返しこのプロセスを踏んで、強固なロジックで武装したユニークなあなたを面接でぶつけてください。
結果はついてきます。
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