みなさんは「瞬間英作文」という言葉をご存知でしょうか。
私はこの言葉をもっと早く知っていれば!と心から思っています。
そのくらい、効果的な勉強法です。
TOEIC教材には単なる小手先のテクニックを重視したものも少なくありません。
たしかにそうした教材は取り組みやすく、読了後は「なんか出来そうな気がする」と感じます。
しかし、大抵の場合「なんか出来そうな気がしただけだった」という結末になりがちです。
もしTOEICスコアが改善したとしても、すぐさま頭打ちするだけでなく、実際の英語力はほとんど改善していないでしょう。
「瞬間英作文」は本物の英語力を養うトレーニングです。
トレーニングをやり込めば結果としてTOEICスコアにも自ずと跳ね返ってきます。
瞬間英作文のたためだけに作られた教材があります。
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。
私の経験から言うと、TOEIC500点未満の人にとっては避けては通れない教材と言っても過言ではありません。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
この教材は比較的簡単な英文を瞬間的に作って音読するための教材です。
内容は「中学1年レベル」「中学2年レベル」「中学3年レベル」の3部構成となっていて、 さらに文型ごとにまとめられています。
中学英語と聞いて「いまさら中学英語なんて」と頭をよぎった方、ちょっと待ってください。
以下の日本語をみて3秒以内に英語で口から出るでしょうか?
英語を覚えたいなら君はもっと規則的に勉強しなければならない
これが中学英語です。
瞬時に口から出ないとすれば、この教材をやるべきです。
中学英語を完全に「運用」できない状態で、高校レベルの英語を勉強しても、知識が有機的に結びつきません。
かならずやるべき一冊です。
瞬間英作文のやり方
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」の構成はとてもシンプル。
見開き左側に日本語、右側に英文が並んでいます。

まずは日本語を見て瞬間英作文にチャレンジしてください。
その際、1文あたり5秒と決めてやると効果的です。
正直、初見ではスラスラ英訳できないと思いますが、落ち込まないでください。
英文を書くのではなく、頭で組み立てて声に出すのは、誰でもかなりの負荷が掛かる作業です。
1文ずつ日本語を見て、
5秒で口頭英作文をして、
すぐさま英訳を見て、
英文の構造を理解したら、
その英文を何度も何度も音読しまくってください。
目標は10回ですが、口に収まるまでは何度も繰り返すことです。
最終的に英文を見なくても、すらすら言えるようになったら次の文へ進み、また同じことをします。
この繰り返しでまずはこの本を1回転させます。
そして、最終的にはこの本を10回転させてください。
何回転かするとこの本を2日で1回転できるうようになります。
そうすると、2日に1回同じ文を目にすることになるので頭にどんどん刷り込まれていきます。
日本語を見た瞬間英文が口をついて出てくるようになると「ちょっと話せるかも!」とモチベーションも上がりますので、是非何度も何度も音読をしてください。
瞬間英作文トレーニングの効果

この本に収録されている文を口頭で英作文できるようになると、文法の基礎をかなりの精度で体得できます。
語彙力や込み入った英文を運用する力はこれだけでは足りませんが、TOEICのPart5の文法穴埋め問題であれば6割くらい取れる力はつくと思います。
そして、なによりも「自分でも英会話ができる!」というポジティブなイメージがつくようになるので、今後の英語学習のモチベーションが上がります。
まとめ
この教材だけでTOEIC600点を取るのは難しいですが、その素地を養うために絶対やった方が良いです。
小手先のテクニックではない、本当の英語力をつける上で避けては通れない必須教材として位置づけるべき一冊だと思います。
コメントを残す