これまで、3人の志望動機作成のお手伝いしたことがあります。
と言っても、大学時代や大学院の友人たちです。
私は就活が思うように行かなかった彼らの志望動機にある共通点があることに気がつきました。
今回は就活が思うように進まない方の志望動機にありがちな共通点をご紹介したいと思います。
志望動機を考える順序
みなさんは志望動機を考えるとき、どんな順序で考えているでしょうか?
その会社の商品、サービス、理念、社会的意義などの要素から考えてはいないでしょうか?
もしそうであれば、それは私が見てきた3人の志望動機と全く同じアプローチです。
志望する会社の説明会や先輩社員との面談などから情報を仕入れ、そこから自分の志望動機に落とし込んでいるのです。
私の経験上、このアプローチは絶対にやめた方が良いと思います。
何がいけないの?と思った方は考えてみて下さい。
自分が採用担当者だったとして、学生がこんなことを言ってきたら、どう評価するでしょうか。
「御社の理念に共感しました。というのも・・」、「御社の商品は◯◯であり、社会的な存在意義が極めて大きいと感じました・・」。
何かひとつでも心に引っかかるものはあるでしょうか?
なーんか取って付けた感じがしてしまうと思います。
何百人もの学生の面接を一日中、次から次にこなしている面接官からすると、もはや何の記憶にも残らないと思えるのではないでしょうか。
そう思う理由は簡単です。
あなたの意思が全く見えないからです。
つまり、志望動機の主語を「会社」にしてはいけないと言うことです。
じゃあ、どんな順序で志望動機を組み立てれば良いのか?私の答えはこれです。
「あなたの意思や目標」→「御社が合っている」
絶対にこの順序です。
面接官を「なるほどねぇ」と納得させることが出来る志望動機は、必ず本人の「強い意思や目標」が最優先されているのです。
言い換えると、まずは自分の目標ありきで志望動機を考えるべき!ということです。
その目標や意思を満たす上で、その会社の◯◯なところが、自分の意向と合っている!という構成にするのです。
この構成にすることで、あなたの志望動機の説得力はかなり増すはずです。
もう1つ良いところがある
実はこの構成にはもう一つのミソがあります。
「あなたの意思や目標」→「御社が合っている」という構成は、あなたが何度も繰り返し考えている自己PRと自動的にストーリーが繋がるのです。
「あなたの意思や目標」はあなたの自己PRから乖離した内容になるはずがないからです。
面接で、志望動機を先に聞かれる場合は、かなりの高い確率で「あなたの意思や目標」についてのツッコミが待っているでしょう。
それでも、全く問題ありません。
「あなたの意思や目標」のいきさつや詳細は、あなたの自己PRの内容と完全にリンクしているのです。
この手のツッコミが来たら「待ってました!」状態です。
まとめ
内定が取れない方の多くは、自身の意思や目標が感じられない志望動機になっています。
説得力のある志望動機は会社ありきではなく、あなたの意思から考えることで出来上がります。
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