私は大学4の3月に内定切りに会うという、ある意味どん底とも言える状況から、這い上がり、世に知れたグローバル企業に入社した身として、世の中の就職活動には人一倍の思い入れがあります。
だからこそ、このブログを通じて私なりの就活の乗り越え方を紹介しています。
私の紹介する対策はどれも決して一般化できるような内容ではありませんし、そんな記事を書くつもりもありません。
ただ、赤裸々に私自身が徹底していた考え方を配信したいと思っています。
その結果として一人でも、このブログを参考に逆転内定を手にできればこんな嬉しいことは無いと思っています。
と、こんなことを言っておいてなんですが、実は就活で身の丈以上の会社から内定を取っても、喜んでばかりは居られない、という事実もきちんとお伝えしておかなくてはなりません。
例えば私の場合は英語で痛い目を見ました。
入社後の苦労
全く英語ができなかった私は入社早々、語学力の低さゆえに出鼻をくじかれる経験をしています。
新入社員研修でのTOEICで370点というスコアを叩き出し、外国人講師の話す英語が全く理解できず、ポカーンとしている矢先、同期達は英語でディベートをこなし、長い電話番号から電話がかかって来たと思ったら外国人であたふたしたあげく、先輩に丸投げしたりと、挙げ始めたらキリがありません。
特にTOEICスコアに関しては、370という低スコアを人事に握られた訳ですから、今後のキャリアパスにも関わってきます。
一刻も早くスコアを更新しなくては!と焦りを覚えたものです。
そういう訳で、英語が出来ないままグローバル企業から内定をとっても手放しに喜べる訳ではなく、入社してから苦労が待ち受けていると考えておかなくてはなりません。
もちろん、英語ができるイコール仕事ができる、という訳ではないので、英語以外の要素で仕事のパフォーマンスをあげるという選択肢もあります。
しかし、将来のキャリアパスには、かなりの制約が生じることになると思います。
英語は入社してから間に合うか?
はたして、社会人にもなる年齢の人間がゼロから英語を習得することなど出来るのでしょうか?
答えはイエスです。
ただし、習得と言っても度合いがあります。
帰国子女達の英語は、電話会議で聞いてもネイティヴと見分けがつきません。
スピード、リズム、声のトーン、ジョークなどどこを取ってもペラペラです。
正直、社会人1年目にゼロから英語を勉強してもこのレベルに到達できる人はほとんど居ないんじゃないかと思います。
当然、なかにはスゴい人もいますが…。
ですが、ネイティヴ並みのレベルとまでは行かないまでも、ある程度のリズムで、言いたいことがストレスなく表現できるレベルなら努力次第で誰でも到達できると思います。
私自身もそうですが、私の会社にいるミドルマネージャクラスの人の多くは、もともと英語なんて出来なかった人がほとんどです。
しかし、多くの人はオフィスのあちらこちらで英語を話しています。
電話、立ち話、会議など至る所で彼らの英語を耳にします。
こうした方達の英語は決してネイティヴや帰国子女並みのスピード、リズムではありません。
しかし、込み入った仕事の話でも、淀みなくベラベラと話しています。
こうした先輩達を見ても、このレベルであれば誰でも努力で到達できるということが分かります。
内定してからが勝負です
私は逆転内定を取れたがゆえに、こうした苦労をしました。
というか、今でも仕事のあらゆる局面で「あぁ、僕の能力じゃついて行けないわ・・」なんてことが多々あります。
経営管理という部門の仕事柄、買収した海外子会社の数字を取り扱うことが多く、議論の中でバシバシ数字の話をされると、暗算のできない私は完全に取り残されるのです。
しかも、議論は全て英語です。
外国人が1人、日本人が3人のミーティングだったとしても、言語は英語になんです。
外国人に日本語勉強しろなんて言えないんです。
よくよく考えたら、全社に占める日本語スピーカーはマイノリティ。
英語を話すしかないのです。
でも逆転内定が取れる人はきっと乗り越えられるはずです。
それだけのポテンシャルが必ずあります。
だから頑張ってください。
就活で逆転したら次は社内で逆転するのみなのです!
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