会社説明会に出て「この会社なんか違うなー」と感じたら、あなたはどうやって残りの時間を過ごしてますか?
「あーミスったー」、「思ってたのと違ったなあ」なんて考えて何となく時間をやり過ごしていませんか?
内定が欲しいと願う学生の皆さん、もしそうだとしたら、どうか考えを改めてください。
「この会社なんか違うなー」と感じた時、あなたの直感はたいてい正しいでしょう。
直感は頭で考えるより、よほど合理的な判断だと私は思っています。
頭で考える後付けの理由なんてものは、本心から離れていても、いくらでもチューニングできます。
でも直感は違います。
直感に抵抗して、自己洗脳することほど危険なことはありません。
就活では是非直感を大事にしてください。
ただし、必ずやってほしい事があります。
「なんか違うなー」と感じたら、その直感を単なる感覚的な要素として終わらせるのではなく、確実に言語化してください。
「一体何が自分にそう思わせるのだろう?」
と何度も自分に問いかけて下さい。
これが言語化できたら、その説明会での成果物はあなたの就活を成功に導く上で重宝すべき武器になるはずです。
「なんか違うな・・」
「なにが違うんだろう・・」
「社風?キャリアパス?労働集約度?意義?スケール?競合と比較した時の付加価値の差異度合い?」
あらゆる角度からあなたの直感を正当化し言語化することに時間を費やしてください。
その会社を「志望しない」理由は、別の会社を「志望する」理由になり得ます。
しかも、本当に志望する会社に対して、こうした考えのプロセスを語ると、企業側もかなりの確率で納得するはずです。
誰しも、数多ある会社の中から一発で自分にしっくりくる会社をヒットできる訳ではありません。
コンサル、コンサル、と言っていた学生が「コンサルティングファームの人と話をしたけど、なんか違う気がする」と口にしたりします。
そして、実は最終的にフィットを感じたのは事業会社の経営企画だったりします。
コンサルとして他人の経営に口を出すか、当事者として自分達の経営に口を出すかの違いです。
まあ、日本の事業会社にある経営企画と名の付く部署に、新卒の新人が配属されるケースはほぼ無いというのが罠でもある訳ですが。
ともかく、その会社に「なんとなく」フィットを感じないのであれば、理由を言語化して、フィットする会社探しの要素に据えてください。
そうすれば、その会社で語るネタとして十分価値のあるものになります。
というか、かなり効く武器になると思います。
大概の学生は、就活になると、まるで自分はその企業でずっと働きたいと思っていたかの如く語ったりします。
まあ、面接官も同じ経験をしてきた人なので分かります。
いやー、そんなの就活用のデマカセか、自分の過去を激しくチューニングした挙げ句にデフォルメしまくって無理矢理、自分が言いたい「フレーズ」に自分を当てはめてるだけじゃないか・・とね。
そんな不毛なトークをする学生を横目にあなたは淡々と自らのリアルな経験に裏打ちされた、志望理由を話すのです。
この方がよほど相手にあなたの価値を納得させる事ができるでしょう。
就活のプロセスの中で感じたこと、考えたこと、変化したことを武器に変えて就活を乗り越えてください。
応援しています!
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