就活で逆転するにはどうすれば良いですか?
と聞かれた時、私は決まって「とことん差別化すべき」と言います。
全方位に70点が取れる人より、一点集中で120点をとる人の方が、圧倒的に就活での逆転は近いと思うからです。
輝かしい経歴がある人は、全方位型でも内定がすんなり取れたりもします。
でも、そうでない人が秀才を抑えて逆転内定を取るためには、全方位型ではどうしても難しいのです。
トップクラスの学生と履歴書では全く歯が立たない学生が同じ事を言っても、結果は目に見えているのです。
だから履歴書で負ける学生が逆転するには、差別化するしかない。
業種にもよるのだろうけど、大抵の就活生の話には真実味がない。
なんて言うか、「お利口さん」な話が多すぎる。
会社の理念・社会的意義への共感とか。
ホントのホントのホントにそう思ってるの?と聞きたくなるけど、聞いたら聞いたで、「待ってました」とばかりに、覚えたセリフを話す役者になってスマートに面接をこなすのです。
それでも、こうしたお利口なスタイルでスルスルっと内定まで辿り着けるのは、良い学校から来た優秀な学生だけです。
もしくは、その企業のボリュームゾーンの学生ならお利口スタイルで一定数は内定を得られるかもしれません。
でも、逆転したい学生にとっては、お利口スタイルは最も不適切なスタイルであると考えるべきです
そして、一点集中型で勝負すべきです。
差別化と聞くと、何か特別なことができる必要があると考える人がいますが、そんなことありません。
一度は高校を中退した所からギリギリ大学に入った苦い経験を、逆に武器に変えて、教育系出版最大手から逆転内定を取った友人もいます。
それに誰だって時間をかけて準備すれば差別化できる事だってあります。
それは「自分の考え方」です。
これ”自分の”というのがキモです。
世間一般に言われている事じゃなくて、自分の意見や考えを面接でぶつけるのです。
会社選びの考え方、キャリアについての考え、過去の自分(経歴)をどう評価しているか、就活を通じて得た事など。
とにかく就活に関連するあらゆるトピックについて、自分の考えを持つのです。
主語が自分であれば、誰だってユニークなストーリーになるはずです。
同じ人生を歩んだ人なんてこの世にいないのですから。
仮に自分の考えそのものが、一般論やマジョリティだったとしても、そう考える理由は、「自分だけ」の経験に裏打ちされたものであるはずです。
逆転したければ、とにかく差別化あるのみです。
そして、すでに就活が始まっている人は、今からでも出来る有効な策として「考え方の差別化」を検討すると効果的です。
頑張れ!就活生!
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