以下の記事で「結局、就職する上で優良な企業ってどこやねん!?」という問いに対して、私なりに1つの答えを出しました。
その答えが以下の記事で示したランキングです。
「就職優良企業=高収益×高年収」と考えた時、一体どの会社が優良と言えるのかを示したランキングです。
まだ見てない人は以下の記事を見てみてくださいね。
上場企業売上高トップ1000を対象に優良企業ランキングをずらららーっと示しています!
就活生は会社選びの材料の一つとして使えるので必見ですよ。
はい、ここ↑までテンプレです
今日も就活に役立つ企業分析をしていきますよ!
今回の企業は「ダイキン工業」です。
ダイキンは空調で有名な会社ですね。
個人的にはかなり魅力度が高い会社ですが、あなたの目にはどう映るでしょうか
では、面接での差別化に役立つ情報を中心に見て行きましょう!
業績好調!イケイケダイキン!
まず、ダイキンの直近の業績を見てみます

ご覧下さい、この安定的な成長を。
17年度の計画もかなりアグレッシブで勢いを感じます。
営業利益率も安定感ありです。
では、もうちょっとブレイクダウンしましょう。
以下は16年度と15年度の実績をセグメント別に分けたものです。

ダイキンは主に3セグメント(空調事業、化学事業、その他)とかなりシンプルですね。
とにかく、これを見ると空調事業が完全にダイキンの屋台骨であることが分かります。
営業利益の90%以上が空調事業ですからね。
ただこれ、考え方を変えるとリスクとも捉えられますね。
空調「しか無い」というリスクです。
今後のダイキンの多角化がどのように推進されるのかが気になります。
米国アジアの急成長
では気になる地域別の売上を見てみます。
以下は屋台骨の空調事業の地域別売上のトレンドです。
これを見て真っ先に目が行くのは米州とアジアの急成長ですね。
2012年度と2016年度を比較すると、なんと米国が5倍に成長、アジアは1.7倍です!
円高の影響も当然ありますが、それを差し引いても急成長を遂げています。
いったい何が要因でそんなに急増しているんでしょうか?
米州が5倍に増加した要因は、何と言っても米国住宅用空調大手Goodman社を総額37億ドルで買収したことです(2013年度)。
これにより米国シェアがぐぐっと増した訳ですから、米国市場向けの開発・販売・管理人員も一気に増えたと想像します。
米国赴任者も多いことでしょうね。
それと、Goodman社はコスト意識の高いダイキンとの親和性が高いように見えます。
買収当時のダイキンのプレスリリースによると、Goodman社は、部品調達から商品開発・製造・物流までの詳細な顧客・販売情報データベースにもとづくサプライチェーンマネジメント、さらに部品共通化・業務効率化や、徹底した部品内作化で低コストでの生産を行うなど、卓越したコスト競争力を有している、とコメントされていますので。
事業管理系の職種でグローバルなキャリアを築きたい人にとってはかなり魅力的かも。
じゃあ、アジアの成長要因は何でしょう?
以下の説明をご覧下さい。