日本の就活って不自然すぎるよね。
あなたの夢はなんですか?
どうしてウチを志望しているのですか?
入社したらどんな風に貢献できると思いますか?
あなたの強みは何ですか?
とまぁ、就活ではいろいろと質問攻めに会うわけですが、本気でホンネを言うとでも思ってるんでしょうか?
じゃあ、ホンネを言ってやるよ。
あなたの夢はなんですか?→サッカー選手。
どうしてウチを志望しているのですか?→オタクがリクナビでウチに来いと猛烈にアピってたから。
入社したらどんな風に貢献できると思いますか?→知るか、まだ入っても無いのに分かるわけがないじゃん。
あなたの強みは何ですか?→1日中YouTubeを見るほどの集中力といったところか。
就活をまじめに考え過ぎて、真っ向からホンネで取り組むと、すぐさま気がつくわけです。その不自然さに。
そして、自分が素直であればあるほどに、不自然な就活と自然な自分との間の溝が広がっていくんです。
その結果、「就活はクソだ!」といった類の主張が次々に出来てゆく。
なので、この類の論者はたいがい素直で真面目な人だったりする。
じゃあ、いったいなんで会社はこんなくだらない質問ばかりしてくるのか?
どうして、リクナビで「ウチにおいでー!」っと言ったくせに、行ったら行ったで、「なんでウチに来たの?」と意味のわからないことを聞いてくるのか?
思うに、会社は就活生にホンネなど求めていないんじゃないでしょうか。
実は、採用担当者が欲しいのは、あなたのホンネではなくて、あなたを採用する「理由」なのではないでしょうか。
いや、もっと言えば、採用担当者が上司に報告するための材料調達に過ぎないのかもしれません。
こんなふうに考えると、よくある「就活なんて所詮ゲームでしょ」という意見が意外にも事の本質を突いているような気がします。
そう、就活なんて所詮ゲームなんですよ。
言うなれば、バーチャル恋愛系のゲームです。
相手が何を求めているかを考え、その要望に応えると相手は自分に好意を抱き始めて、最終的には彼女彼氏として付き合うことができる。
就活なんてそんなもんなんじゃないでしょうか。
志望動機を聞いてくる理由、自己PRを要求してくる理由、あなたの夢を聞いてくる理由、あなたの過去の体験を聞いてくる理由。
その全ては採用担当があなたを採用にするための材料調達のために行われているのであり、あなたのホンネを聞き出そうなどとはハナっから思ってないとしたら?
まじめに不自然な就活を嘆くこと自体が馬鹿馬鹿しく思えてきませんか。
もしも、自分がまじめで素直な人間だったとして、就活というゲームに人生を悲観するような局面にいたとしたら、私はなんのためらいもなく、素直でまじめな自分を捨てます。
だってこんなのただのゲームじゃん。
こんなテレビゲームにプライドを掛けて、真面目に取り組むこと自体、馬鹿馬鹿しいじゃん。
「ココでコレを選べばこの人喜ぶんだよね。」
「ココはコッチを選ぶと付き合えるよ。」
といったゲームの攻略本、これと一緒。
就活なんて所詮ゲーム。
就活によって、人生を悲観するほどに自分を追い詰められている人には、どうか意識してみて欲しいです。
あなたが対峙しているのは人生を破壊する魔物などではなく、単なるバーチャル恋愛ゲームなのかもしれない、ということを。
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