英文メールを書き始めた方はみんな一度は迷う、『結び』のフレーズ。皆さんはどうやって決めますか?
『Sincerely』はビジネス上、頻繁に使用されている結び言葉らしい?
『Sincerely yours』はかなりフォーマルでイギリスでよく使われる?
『Warm regards』は親しい間柄のビジネスメールでよく使われる?
結局どれ使えば良いのか分からないですよね?
ということで、今回は英文メールの『結び』を何にするか?という問いに私なりの答えを出します。
目次
英文メールの『結び』の種類
その前に、英文メールの結びの種類って一体どんなものがあるのか見てます。
ちょっとググっただけでこんなに出てきましたよ。以下、見てみてください。
Sincerely,
ビジネスメールでは良く見られる結び言葉。とにかく丁寧な表現なのでどれを使うか迷ったときは、とりあえずコレを使っておけば安全。らしい。
Sincerely yours,
『Sincerely』よりもっとフォーマルな表現。かなりの敬意を表現している。らしい。
Best,
かなりカジュアルな結び表現ですが、ビジネスメールでも使えない訳ではない。親しい間柄の同僚などとのメールでは使ってもOK。らしい。
All the best,
これも結構カジュアルな結び言葉。『Best,』と同様に相手との関係性によって使い分けるべき表現。ビジネスメールでも使用可。らしい。
Cheers,
『よろしく!』てな感じの結び表現。これもかなりカジュアルな表現なので、仲がいい同僚同士のメールなら使っても大丈夫だけど、上司とか取引先に使うのは避けたい。らしい。
実際世界で一番使われているのはどれよ?
結局世界でよく使われているのはどれなのさ?
そうなんです、上記みたいな事を言われても良く分からんのです。
なので、私のメールボックスにある世界67人の外国人のメールで使われている『結び』の表現を集計してみました!
その結果、実際の私を取り巻くビジネスの現場でダントツで使われている『結び』が判明しました!
ちなみに、上記の5つの表現はランク外でした。というか、こんなの使っている人を見た事がないです。
集計の前提
まずは集計対象を明確にしておきますね。
私は社内の人間しかやり取りしませんので、取引先や顧客などとのメールはふくまれません。あくまで、社内の人間とのやり取りです。
ただし、社内とはいっても、実際に会った事がある人もいれば、そうでない人もいます。いかんせん、M&Aを繰り返している会社で仕事をしているので、海外の買収企業が多く含まれます。
国別人数構成
集計対象は67人の外国人です。国別の構成は以下の通りです。
国 | 人数 |
US | 28 |
Belgium | 10 |
UK | 6 |
China | 3 |
Singapore | 3 |
Indonesia | 2 |
Chile | 2 |
Philippines | 2 |
Austraria | 2 |
Vetnam | 1 |
Dubai | 1 |
Thailand | 1 |
Colombia | 1 |
Mexico | 1 |
Brazil | 1 |
Malaysia | 1 |
Korea | 1 |
Taiwan | 1 |
Total | 67 |
英文メール『結び』ランキング
さて、『結び表現』の集計結果です!どうぞ!

ダントツで『Best regards,』が一番使われているのが分かります!
そして、さきほど示した『Sincerely,』『Sincerely yours,』『Best,』『All the best,』『Cheers,』は誰一人として使っていませんでした。ゼロです。
アメリカだけを見てみると
事実上、英語を支配しているのはアメリカ人です。
ということで、アメリカの28人だけに絞ってみるとどうなるか見てみましょう。
アメリカ人を抽出してみると、これまた興味深い事が分かります。
『Thanks』が『Best regards』と並んで第1位!
アメリカ人 28名だけ抽出 | |
Best regards | 12人 |
Thanks | 12人 |
Thank you | 2人 |
Regards | 2人 |
まあ、『Thanks』に関してはちょっとカジュアルな気もしますが、アメリカ人はガンガンこの調子でメールを送ってきています。
非ネイティブ圏の31名を見てみると
世界は広い!非ネイティブ圏の31名だけで見てみますよ。
さて、以下をご覧あれ。
非ネイティブ圏 31名だけ抽出 | |
Best regards | 9人 |
Kind regards | 7人 |
Regards | 5人 |
Thanks and best regards | 4人 |
With best regards | 3人 |
Thank you | 2人 |
Thanks and regards | 1人 |
こちらは少しバラエティに富んでいますね。
でも、やはり不動の1位は『Best regards』です。
次いで『Kind regards』が1位に迫る勢いで多く使われています。
まとめ
いかがでしょうか。
私が出した答えは『Best regards』です。迷っている方は、これを使っておけば大丈夫。圧倒的多数の人がコレを結び表現として使っています。
実際、私は仕事のメールはすべて『Best regards』で貫いています!
英文メールの『結び表現』に迷われている方は、ぜひとも参考にしてみてくださいね!
コメントを残す