僕が自分の絶望的な英語力に気がついたのは遥か昔の大学受験時代でした。センター模試でも100点には遥かに届かない点数しか出ませんでした。これじゃセンター受けてもどこも受からんわ、ということでセンター試験の受験すらも諦めた口です。
(てかセンター試験って頭いい人しか受ける意味ないよね。国公立受けるならマストだけど、そんなの馬鹿な僕には無縁。私立でセンター利用があるけど、それも国公立目指してる人が省エネで滑り止めに使うので一般入試のほうが遥かに難易度は低い。脱線した。)
とにかく僕の英語力は絶望的だったわけですが、大学時代もぼけーっと過ごしていて、英語の勉強なんて1分たりともしていませんでした。英語が苦手なことすらも忘れていたくらい。で、就活で食らうわけです。エントリーシートね。特大英語力アピール欄があるわけですよ。ああ、書けることなんてなんもねーよ状態。英語が出来なくてもなんとか内定は取れたわけですが、新入社員になってまた食らいます。全員TOEIC受けてもらいますの儀式がやってきたわけです。スコアは370点。死亡です。で、勉強を開始するんですが、どっから手をつければ良いのか分からんから、とりあえず書店のTOEIC棚に並んでいるカリスマ講師達の問題集やらにアレコレ手をつけたりもしたんですが、全然ダメダメ。どうすりゃえーのと試行錯誤した結果、ハマったのがここで紹介する勉強法です。
プライドを捨てて中学英語を一気に取り戻せ
まず、あなたがこれまで取り組んだテキストを思い出してください。この記事を見ているあなたは高確率でそのテキストのレベルが合っていません。残念ながらあなたのレベルはもっともっと下です。プライドを捨てて下さい。断言します。あなたがTOEIC300点台であれば、間違いなく中学英語が理解できていません。(唯一中学英語レベルを越えているとすればボキャブラリーでしょう。さすがに中学英語の単語くらい分かるぜ、という方は多いかもしれない。)中学英語が理解できていないと言いました。これ具体的には文法、読解速度、リスニングです。たぶんあなたはこうです。時間を掛けたり何度も聞いたりしたら理解できる。でも「一発でスパッとは分からない」。これ要するに反射力がないわけです。反射力がないあなたが英文を見た時、きっとこんなことが起きています。脳内で文法知識を引っ張り出してパズルして日本語にしてやっと意味を理解。このプロセスを脳内で一つづつ踏んでいるからスコアが改善しないんです。逆にこのプロセスを一瞬で脳内処理できればスコアは伸びます。つまり、英文を左から右へ舐めたら同時に意味が取れている状態になればスコアが伸びる。これを中学レベルの英文でトレーニングする。
英会話・ぜったい音読シリーズ
ベストな教材はこれです。「英会話・ぜったい音読シリーズ」。これはね、めっちゃくちゃ効きます。舐めちゃいけません。入門編、標準編、挑戦編とあるので順次やればいいです。この本、立ち読みすると分かりますが、レジに持って行く前にプライドを捨てる必要があります。内容がめちゃくちゃ幼稚なんです。当たり前です、中1英語から始まりますから。良い年してこんな低レベルの本を買うなんて恥ずかしいです。でもCDを効いてスッと内容が入ってこないはず。こんな初歩的な英文なのに聴いても意味がくっきり取れない。そんな自分に気がつけます。これ、この本のレベルが合っている証拠ですから真摯に受け止めてください。急がば回れです。
具体的な方法論は以下のエントリで紹介したので読んでみてください。
基本的には音読とディクテーションがべースです。繰り返すことが大事。10回転やってぼろぼろにすればスコアに跳ね返ってきますし、500点より先のスコアアップの基盤としても機能するので、テクニックつまみ食いタイプの学習法で500点をとった人よりスムーズに600点、700点に辿り着けます。
まとめ
超初心者がすべきことはプライドを捨て去ることです。その上で中学1年の英語から一気にやり直すことです。この土台ができればTOEIC500は固い。恥ずかしければ誰にも言わずにこっそりやっちゃえば良い。やればスグにスコアに跳ね返ってきます。大丈夫。
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