こんにちは!やまびこ(@YamabikoR)です。
あなたは「人は見た目が9割」って聞いたことありますか。
ベストセラーになった書籍として有名ですよね。
Amazonで見ると、2015年に出版された新書らしいですが、2018/9時点でも新潮新書18位にランクインしているので、相当のロングセラー本です。
でも、ボクは人は見た目が9割だとは思いません。ここから先はボクの主観であり、理論的な後ろ盾はありません。
メラビアンの法則が根拠だが・・
本書が人は見た目が9割だ、と言うのには一応の根拠があります。それがメラビアンの法則です。
これは、心理学者のアルバート・メラビアンが提唱した法則で、人が他人のメッセージに対して、どのように受け止めるかは、視覚情報、聴覚情報、言語情報に依存しており、その割合はそれぞれ、視覚情報55%、聴覚情報38%、言語情報7%だと言うものです。

この法則を後ろ盾に、視覚と聴覚で9割以上を占めているので、人は見た目が9割だと言うのですが、これって初対面オンリーの前提じゃないかって思うんです。
だって、二度、三度と会って話をしていくうちに印象が変わる事なんて頻繁にありませんか。
「初めは怖そうな人だと思っていたけど、いろいろと仕事で絡むうちに、めっちゃ後輩想いの優しい人だと分かった」なんてことは日常茶飯事です。そして、こういうケースって、大抵その人の印象株価がズドーンと跳ね上がる傾向にあります。
これ、いわゆる「ギャップ萌え」です。
ゲインロス効果は無視できないぞ
ギャップ萌えって日常でも結構ありませんか。
入社した時、職場の上司や先輩と会って、初めは「みんなめっちゃチャラチャラしてるなー」と思ったけど、相手を知っていくと、実は社会問題についてめっちゃ熱く考えてるとか。
このギャップ萌えってゲインロス効果とも言われています。ゲインロスとは言葉の通り、ゲイン(プラスの印象)とロス(マイナスの印象)を意味しています。
ゲインロス効果っていうのは、プラスとマイナスの変動幅が大きいほど、人の心に影響を与えるレベルが大きくなる効果のことを言います。
「良くない印象」から「プラス印象」に変動した時、初めから良い印象だった人よりも、プラス印象を感じるわけです。

メラビアンの法則×ゲインロス効果
完全に主観でエビデンスなんてものは全くないのですが!w
ボクの感覚値としては、たしかに第一印象はメラビアンの法則の通りなのかもしれません。見た目が与える影響は大きいと思います。
でも、何度かお話をしていくうちに、視覚情報や聴覚情報よりも、言語情報の割合が増大していく気がしてなりません。言語情報が増大すると見た目の第一印象は覆されるケースが出てきますよね。これがいわゆるギャップ(ゲインロス)です。
このギャップ幅がポジティブ方向へ大きく振れた時点でゲインロス効果が発現し、その一気に好印象の対象になります。

ケースで使い分ける
ボクなりの結論は、メラビアンの法則とゲインロス効果を「ケース毎に使い分ける」です。
飛び込み営業や、集団に向けたプレゼンなどの一発勝負の局面では見た目がとても大事。メラビアンの法則は意識すべき。
でも、長い付き合いになる人との関係においては、見た目よりもやっぱり中身(言語情報)の方が大事。この局面では中身を重視する。
見た目を変えるのはしんどい
見た目を意識的に変えるのは精神的にしんどいって人はたくさんいると思います。柄にもなく、意識的に声のトーンをグッと上げて、元気よく、なんて、できればしたくないです。消耗しちゃいます。
だからこそ、長い付き合いになる人との関係くらいは、肩の力抜いて自然体で勝負してもいいんじゃないかな。何より大事なのは、自分が潰れないことです。
なにより自分を大切に。
やまびこでした。
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