PANTENE広告の問題提起は就活ではなく社会全体にある”異質感”

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こんにちは。2009年内定切りのやまびこ(@YamabikoR)です。

 

PANTENEの広告が就活界隈で話題になっている。没個性の就活に一石を投じた形だ。この広告に対して、Twitter上では #就活をもっと自由に というハッシュタグであらゆる意見が飛び交っている。

 

今回は、2009年にリーマンショックの影響から内定を失ったボクの立場から、意見を記しておきたいと思います。

 

見た目の没個性は合理的なジャッジ

はじめに言うと、ボクは完全に没個性就活の”見えないルール”を受け入れたタイプの人間だ。はじめこそ、茶髪でストライプのスーツを着て面接を受けたりもした。

 

でも、スグに、これが社会的自殺行為だということを、身をもって体感したのだ。

 

その後、リーマンショックの煽りを受ける形でボクは一度だけ内定を失っている。二度目の就活は文系大学院生としてだった。当時(2011年卒)の就活市場は冷えきっており「氷河期」という言葉が飛び交っていた。

 

さらに、ボクは文系の大学院生。
文系院生の就職は厳しいとよく言われるが、これはリアルだ。ホント厳しい。はじめから文系院生なんて採用する気はない、という企業も少なくない。いや、むしろそっちのほうが多いとすら思う。就職四季報なんかを見ればスグに分かる。

 

氷河期と文系院生というダブルパンチにボクはビビり倒していた。だからこそ、異常なまでの思考投下量を就活に捧げた。とにかく、後がなかったのだ。

 

実は、就活をどう戦い抜くか考えていた時、ボクは「奇をてらったアピールで勝負をしかける」という選択肢も考えていた。氷河期にノンエリートの文系院生が真っ正面から就活に突っ込んでも死ぬだけだと思ったからだ。

 

でも、結果的にボクの選択は、見た目の個性をゼロにすることだった。ボクが出した見た目に関する結論はこうだった。

 

”外付け見た目の個性なんて、不要なリスクでしかない”

 

そう。リスクでしかないのだ。だから、黒髪ショートでリクスーを着ていく。なんと合理的なことか。ほとんどの学生にとって、画一的な見た目に収まるというのは、合理的なジャッジなのだ。

関連記事:就活で死にたい人は究極の最適解に辿り着いた人なのだろう

 

いたるところにある異質感

 

このコメントの通りで、今回のPANTENEの覚悟は”自分らしく生きられる世の中にしたい”という一点にあるとボクは考えている。

 

その上で、今回の広告は「就活」にフォーカスしただけのことであって、就活を含む、社会全体に対するメッセージなんだと思う。

 

社会全体を見渡してみると、いたるところに外見への偏見がある。なにも日本に限った話ではない。

 

先月、コロラド州のとあるホテルに宿泊した時にも、ボクは差別を受けた。相手は酒に酔った中年男性で、”I love you!!”と叫びながらボクの足下に爆竹を投げてきた。これほどまでに分かり易い形で、有色人種に対する差別意識を感じたのは初めてこのことだった。

 

日本も例外ではない。日本のような、みんな同じ肌の色で、移民も少ない社会では、自然と見た目が画一化される。だから、ガイコクジンが視界に入ると、無意識に視線がそちらに向いてしまう。

 

多くの外国人が、ここ日本で、”無言の差別”を体感しているのだ。

 

そして、この”ガイコクジン”という言葉自体もその意識の表れだ。無意識レベルの異質感をボク自身も持っているのだと思う。

 

また、日本人同士でも異質感を感じることはある。

4年前までボクは仕事で山梨県に住んでいた。縁もゆかりもなかったが、その地の友人が、地元の友人たちとの飲み会に誘ってくれた。その時に言われた言葉が今も耳を離れない。

 

「おー!はじめましてー!ケンガイ?」

 

はじめは意味が分からなかった。人生でこんなフレーズを耳にした事がなかったので”ケンガイ”という言葉がカタカナなのか漢字なのかすら分からない。

 

聞くと”ケンガイ”というのは”県外”という意味らしい。つまり、こう言われたわけだ。

 

「あなたは山梨県外から来た人ですか?」

 

ボクの知る限り、この類の質問はどこにでもあるものだ。「地元どちらなんですか?」というフレーズは頻繁に耳にする。でも、この”ケンガイ”という言葉にだけは、どうしても違和感が残った。

 

”ケンガイ”のアクセントは”県外”のそれとは違う。”県外”は、初めの”県”にアクセントを置くが、”ケンガイ”にはアクセントが無い。”センパイ”とか、標準語の”ファミマ”と同じで、ノーアクセントでの”ケンガイ”なのだ。

(ちなみに、関西弁のファミマは”ミ”にアクセントね。)

 

つまり、”県外の”という形容詞的な使い方ではなく、”ケンガイ”という名詞として機能しているわけだ。さすがに、ちょっとちょっとー・・、と思った。

 

これらは全て、異質感から来るものだとボクは思う。

 

就活での異質感

話をもどそう。ボクは就活も同じだと思っている。画一的なミテクレの人がずらりと並んでいて、ポツンと見た目で”らしさ”を出す人がいると、まずもって異質感を感じる。

 

そして、この異質感は、たいていネガティブな方向へと振れる。「なんだ・・?あいつは?」と。

 

人は異質感を感じたとき、得てしてネガティブな感情が生まれるものなのだと思う。だからこそ、進んだ会社は”意識的に”「うちは多様性を重んじ、見た目は気にしない」という旨を発信し、トップや幹部みずから、見た目の”らしさ”を出すのだろう。

 

多くの会社が、外見で”らしさ”を出しているなら、学生側もそのスタンスにシフトできる。でも、そうではない会社が大多数だ。こうなると、就活生がシフトに躊躇するのは自然だろう。

 

いくら「当日はカジュアルな服装でお越し下さい(ウチは見た目は気にしないので)。」と会社に言われても、内心は躊躇してしまうのだ。

 

いくら「ウチの会社は自由で・・」と言われても、就活をするのは”一人の学生”で、その学生は、その他大多数の会社から受けた影響を盛大に保持しているのだから。

 

あくまで学生にとって”御社”は常にone of themだということを忘れてはならない。

 

これは就活で片付く話ではない

問題の本質が異質感にあるとすれば、これはもはや、就活という一局面だけを切り取って議論できるものではない。無論、特定の会社だけでどうにかなる話でもない。

 

こう書くと身も蓋もないのは分かっている。でも、今回、P&GがPANTENEの広告で提示したメッセージは間違いなく、議論を生んでいるし、大人達に考えるきっかけを与えたと思う。

 

そして、ボクも考えさせられた。

 

ボクに出来る事があるとすれば、発信することくらい。これを通じて、小さな意識変化の集合を構成する一因となり、その代謝によって、今後の社会を、より自分らしく生きられるものにしていけたらと思う。

 

 

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