こんにちは!就活への当事者意識が異常な、やまびこ(@YamabikoR)です。
以下の記事で「結局、就職する上で優良な企業ってどこやねん!?」という問いに対して、ボクなりに1つの答えを出しました。
その答えが以下で示したランキングです。
「就職優良企業=高収益×高年収」と考えた時、一体どの会社が優良と言えるのかを示したランキングです。まだ見てない人は以下の記事を見てみてくださいね。
上場企業売上高トップ1000を対象に優良企業ランキングをずらららーっと示しています!
就活生は会社選びの材料の一つとして使えるので必見ですよ。
はい、ここ↑までテンプレです
さて、今回は、ユニチャームを見ていきます。ボクの作ったランキングでは見事60位にランクインしていますが、果たして、あなたにとって魅力ある会社と映るでしょうか。
それではいきましょう!
目次
ユニチャームの業績トレンド
まずは、全体の業績をトレンドで見てみましょう。
こちらをご覧ください。

まず、売上(棒グラフ)を見ると、ボコボコしてますよね。
これには、ちょっとややこしい事情が2つあります。
まず一つ目は、2014年から決算月を3月から12月に変更しているんですよ。
なので、’14/12の売上は前3月〜12月の9か月分ということになります。
そして二つ目は会計基準の変更です。
2017年度からユニチャームはIFRS(国際会計基準)を適用しました。
これにより、売上を認識する基準が変わり、減収しているという事実があります。(ここではIFRSを深堀りしません)
この2つの理由から、トレンドが見えにくい状態になっているということを、ご留意ください。
んー・・でも、これじゃトレンド比較できないなぁ・・と思ったら、
「もし2016年も IFRSだったなら・・」という前提の数字がありました。

これで、2年間は比較できます。
さて、全体の売上(連結)を見てみると+6%の伸長を見せています。
さらに、営業利益は+9.8%の伸長!
セグメント別に見てみると、
最も規模が大きなパーソナルケアの売上が+6.2%も伸長。
利益にいたっては、+8.2%も伸びています。すごい。
そして、規模は小さいですが、ペットケア(PC)もかなり急激に伸びています。
営業利益で+31.9%です。
会計基準の変更で売上が下がりましたが、
実力はバッチリ伸ばしている印象ですね。
しかも、パーソナルケアもペットケアも営業利益率が高い。
間違いなく優れた業績を誇る企業です。
ユニチャームの強み:幅広いターゲット
ユニチャームのターゲットは幅広く、
乳幼児から高齢者、ペットにいたるまでをカバーしています。

この幅広いターゲットに対して、不織布・吸収体を事業のコアに据えて、
顧客のニーズに細やかに答える商品を市場に投入しています。
その代表格が、ベビー用紙、おむつ、生理用品、大人用排泄介護用品、掃除用品等になります。
ユニチャームの強み:アジアでのトップシェア
ユニチャームの強みはアジアを重点地域としていること。
そして、アジアの主要国でトップシェアを誇っていることです。

実は、アジアをはじめとする新興国では、
人口の増加と所得水準の向上から、
ベビー用紙、おむつ、生理用品の需要が、同時多発的に増加している現状があります。
この事象は、今後アフリカや南米にも広がっていくと見込まれています。
アジアで成功を収めているユニチャームが、
今後どのように、アフリカや南米の市場を攻めるのかが気になるところです。
就活生はこれを質問のネタするのも良いかもしれませんね。
ちなみに、各国での商品別シェアはこのようになっています。


今後の海外展開
今後の海外展開について、ユニチャームははっきりとスタンスを明示しています。

北米、欧州など成熟が進む市場への投資は最小限に抑える。
そのかわり、アジア、中東、北アフリカ、南米などの成長期の地域には、
積極的に投資を行うとしています。
実は、ユニチャームは海外市場を攻める際、
2つの方法を使い分けています。
それが、直接参入と技術供与です。
アジア、中東などの成長期にある地域には直接参入し、経営資源を積極的に投資しながら自社生産と販売で対応していく。
これは、消費者の変化に柔軟に対応するための戦術です。
一方で、成熟化が進む北米や欧州ではユニチャームの技術をライセンスとして供与することで、
最小限の投資で安定的な収益を稼ぎ出せるよう工夫しています。
アジアで働く社員が最も多い
ユニチャームの主戦場はアジアです。
したがって、全社員のうち半分以上がアジアで仕事をしています。

アジアで活躍したい人にとっては、嬉しい情報ですよね。
さいごに
いかがでしょうか。
ユニチャームはこれまでアジアを主戦場にしてきましたが、
今後は中東や南米などへ積極的に展開していくつもりです。
しかも、これらの成長期の市場へは、直接参入という方法で入って行くのがユニチャームです。
就活生にとって、成長市場での活躍を期待していることは、言うまでもありませんね。
これらの市場で自分にどんな貢献が出来るか、事前に考えてみてくださいね。
おススメは説明会を駆使して、
海外展開する上での課題をヒヤリングしておくことです。
課題や、難しいところ、が分かれば、問われる資質も自ずと見えてきますよ。
検討を祈ります。
添付した情報はすべて、ユニチャームのホームページからの出典、および参考です。
【ユニチャームIR情報】http://www.unicharm.co.jp/ir/index.html
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