こんにちは!就活への当事者意識が異常な、やまびこ(@YamabikoR)です。
以下の記事で「結局、就職する上で優良な企業ってどこやねん!?」という問いに対して、ボクなりに1つの答えを出しました。
その答えが以下で示したランキングです。
「就職優良企業=高収益×高年収」と考えた時、一体どの会社が優良と言えるのかを示したランキングです。まだ見てない人は以下の記事を見てみてくださいね。
上場企業売上高トップ1000を対象に優良企業ランキングをずらららーっと示しています!
就活生は会社選びの材料の一つとして使えるので必見ですよ。
はい、ここ↑までテンプレです
さて、今回は、日本ハムを見ていきます。ボクの作ったランキングでは286位にランクインしていますが、果たして、あなたにとって魅力ある会社と映るでしょうか。
それではいきましょう!
目次
業績トレンド:売上は停滞中だが利益は改善中
まずは、全社の業績トレンドから見てみます。
こちらをご覧下さい。

売上は折れ線グラフに載っていないので、下段の表を頂きたいのですが、成長がかなり鈍いですよね。4年間で12,000億円→12,500億円なので、伸長率にして+4%ほどしかありません。
営業利益については、折れ線(ピンク)にあるように、右肩上がりです。これは良い事なのですが、売上に対する利益率をみると4%強しかありません。
たくさん売っても、利益が売った金額の4%しか残らないんです。なんだか非効率ですよね。
でも、この営業利益率は、業界の特性によってかなりバラツキがあります。ですから、日本ハムの営業利益率4%という数字の善し悪しは、競合他社と比較することで判断するのが望ましいです。
以下が同業他社の利益率です。
【競合企業の営業利益率】
- 伊藤ハム:2.3%(2017年3月期)
- プリマハム:3.3%(2018年3月期)
両社とも日本ハムより低いのが分かりますね。つまり、日本ハムの営業利益率4%という数字は、”業界でも頑張ってる方だ”ということになります。
ここまでで分かった事は、「日本ハムは売上が停滞しているが、何とか利益は改善させている」ということです。ここで考えてください。
「じゃあ、この状況で日本ハムが今後やろうとしている事は何だろう?」
「どうやって成長しようと考えているんだろう?」
就活では、このように問いかけて、仮説を立てることがホントに重要です。これが出来れば、ライバルにはない、強い自己PRに繋がりますからね。
会社には必ず、成長に向けた重点的な取り組みがあります。この取り組みに自分の資質が活きるということをズバッとアピールできれば、面接官から一目置かれる存在になれるのです。
さて、日本ハムの課題を見るためには、もう少しブレイクダウンして見る必要があります。
見ていきましょう。
セグメント別業績:最重要商品は「食肉」
商品群別の売上構成を示したデータがこちらです。スマホだと小さいのでアップにして見てください。ごめんなさい( ゚д゚)ノ

最も大きな売上を生み出しているのが「食肉」だということが分かりますね。全体の6割弱を占めています。
(ちなみに、ハム・ソーセージの割合は意外と少なくて、1割程度しかありません)
ここで先ほど、「全社の売上伸長率が過去4年で+4%しかない」と言ったのを思い出してみてください。実は、「食肉」だけで見ると、過去5年で+19%も伸びているんです。
日本ハムの屋台骨を支えているのは、紛れもなく「食肉」だということです。
食肉事業の取組み①:生産体制拡充
日本ハムにとって食肉事業は最重要のセグメントだということが分かりました。
こうなると、今後の食肉事業の取り組みが気になってきますよね。
こちらをご覧下さい。

(細かい文字が多いスライドですね・・)
食肉事業は今後も拡大させる計画になっています。中長期的な目標はズバリ、国内シェア25%越え!
そのため現在、日本ハムは、拡大していく販売に対応できるだけの生産体制の拡充に動いています。生産が追いつかないと、販売拡大してくても出来ませんからね。
今後は、豚と鶏の農場を北海道に建設していく予定になっています。今後の拡販していく上で、大前提になる生産体制の拡充。とても重要な取り組みですよね。
食肉事業の取組み②:さらなる販売強化
生産体制の拡充と並行して、販売も強化しています。

テレビコマーシャルでの宣伝を強化して、桜姫ブランド(鶏肉)を押し出していくつもりです。
さらに、スーパーマーケット向けにはブランド食肉を集中的に提案し、外食産業に対しては、加工食品の提案を強化していく予定のようです。
これ以上に具体的な施策については情報ありませんでした。残念!
でも、日本ハムは国内で圧倒的な地位を築いている会社なので、営業担当はがっつり提案力で勝負できると思います。(無名メーカーでは聞く耳を持たれないが、日本ハムは土俵には上がることができる可能性大)
提案力を使った営業で勝負したい!という人には合うかもしれませんよ。
平均年収は高水準
さいごに、
気になる平均年収ですが、
2018年3月期の有価証券報告書によると、日本ハムは871万円と高い水準になっています。
ただし、平均年齢も比較的高く、42.5歳となっているので注意が必要ですね。
まとめ
いかがでしょうか。
今の日本ハムを支えているのは、間違いなく食肉事業です。
そして今後、食肉の販売を拡大させるためには、生産体制の拡充が必須。現在、生産体制の拡大に向けて着々と準備を進めています。
同時に販売も強化しています。とくに、スーパーマーケットや外食産業に加工食品を売り込んでいく算段です。
これらの状況をイメージしながら、自分の資質がどう活かせるかを考えてみてください。きっと、ライバルとは一線を画した人材として、面接官に一目置かれるようになれます!
検討を祈ります!
添付した情報はすべて、日本ハムのホームページからの出典、および参考です。
【日本ハムIR情報】
https://www.nipponham.co.jp/ir/
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