こんにちは!就活への当事者意識が異常な、やまびこ(@YamabikoR)です。
以下の記事で「結局、就職する上で優良な企業ってどこやねん!?」という問いに対して、ボクなりに1つの答えを出しました。
その答えが以下で示したランキングです。
「就職優良企業=高収益×高年収」と考えた時、一体どの会社が優良と言えるのかを示したランキングです。まだ見てない人は以下の記事を見てみてくださいね。
上場企業売上高トップ1000を対象に優良企業ランキングをずらららーっと示しています!
就活生は会社選びの材料の一つとして使えるので必見ですよ。
さて、今回は、セイコーエプソンを見ていきます。ボクの作ったランキングでは230位にランクインしていますが、果たして、あなたにとって魅力ある会社と映るでしょうか。
それではいきましょう!
目次
エプソンの事業概要
まずは、セイコーエプソンが一体なにをやっている会社かを確認しておきます。
エプソンには大きく分けて3つの事業があります。
- プリンティングソリューションズ
- ビジュアルコミュニケーション
- ウエアラブル・産業プロダクツ
①プリンティングソリューションズ
エプソンと言えばこれです。インクジェットプリンター、スキャナー、オフィス製紙機など、プリントするための機器を取り扱う事業ですね。
このビジネスは売り先が主に3つあります。
まず一番イメージを持ちやすいのが、オフィス向けのビジネスですね。
次に、商業向けのビジネス。これは、サイネージ広告や商品ラベルなどを印刷するための機器を取り扱っている事業です。
そして3つ目が、家庭用・個人事業主向けのビジネスです。
②ビジュアルコミュニケーション
これはプロジェクターやスマートアイウエアなどを取り扱っている事業です。
エプソンのお家芸でもある、マイクロディスプレイ技術やプロジェクション技術を駆使した商品が揃います。
③ウエアラブル・産業プロダクツ
腕時計も作っていますね。
この腕時計では、カシオ計算機と競争関係にあると言われていますが、腕時計事業が会社全体に与える影響度合いはカシオ計算機とは全く違います。
この後示しますが、セイコーエプソンにおけるウエアラブル・産業プロダクツの売上構成比はわずか15%ほどしかありません。
一方、カシオ計算機におけるコンシューマー事業(主に腕時計)の売上構成比は85%も占めています。会社の中における時計事業の重要性がまったく異なるということです。
関連記事:就職優良企業ランク103位!カシオ計算機を就活生のために分析研究してみた
あとは産業用のロボットも取り扱っているみたいです。これは知らなかった・・。
事業別の売上構成比
では、それぞれの事業がどのくらいエプソンの収益を生み出しているのかを見てみます。
こちらをご覧ください。

左側が売上、右側が営業利益を示しています。
真っ先に目に飛び込んでくるのはブルー(プリンティングソリューションズ)ですよね。
売上では全体の67%を占め、利益にいたっては、ほぼ全てを生み出していると言っても過言ではない状況です。
ここまでで分かったことは、エプソンには3つの事業があるが、現時点で屋台骨を支えているのは間違いなくプリンティングソリューションズ事業だということです。
プリンティングソリューションズの業績詳細
プリンティングソリューションズ事業が今のエプソンを支えていることが分かったので、もう少し詳細を見てみたいと思います。
こちらをご覧ください。

これを見ると、 プリンティングソリューションズ事業の中でもIJP(インクジェットプリンター)の売上がかなり大きい ということが分かりますね。
プリンタービジネスは転換期
現在、エプソンはプリンタービジネスの転換期にいます。
従来のインクカートリッジモデルから大容量インクタンクモデルへ移行している真っ最中なのです。

インクタンク搭載のインクジェットプリンターは2010年に初めて市場投入され、2017年度時点では約150カ国で販売されています。
この大容量インクタンクモデルの最大の利点は、設置・維持・使用・廃棄などにかかるトータルコストが従来のカートリッジモデルより遥かに低く抑えられることです。
この点を世界中の市場に訴求し、現在プリンター事業は着実に成長を遂げつつあるのです。
賞賛に値するのは、 2010年に販売を開始してからわずか8年足らずで150カ国に市場を広げたスピード感。
世界各地にいる現地社員のマネジメントや、マーケティング戦略の立案、実行、課題解決などを、いったいどれほどの人数規模で行っているのか。
たった8年で150カ国にリーチするということは恐ろしいほどの工数を裂いているのは間違いありません。
しかも、市場によって顧客の要求レベルはまちまちのはず。
市場によって異なるニーズにどう応えていくのか。マーケティング担当や現地の最前線にいる社員はどんな工夫をしながら販売拡大を実現しているのか?とても気になります。
スピード感と柔軟性が求められている
この辺りは、今のエプソンのコアになる部分だと思います。自分なりの考えをまとめるには良いポイントになると思いますよ。自己PRや志望動機でもきっと使えます。
ボク個人的には、キーワードは「スピード感」と「柔軟性」かなと思います。
プリンターのような設置型の商品は、先行者利益がもの言う世界と考えられます。一度設置したら、そう簡単には切り替えられませんからね。
そう考えると、早い動きだしってやはり大事だと思うんですよね。これがスピード感。
そしてもうひとつが「柔軟性」です。
スピード感をもって動く時、最も足かせになるのはルールであり無駄な規則です。
不確実性だらけの海外市場で拡販する時には、必ず思いがけぬ課題にぶち当たります。
これは大抵ルールでは解決できる程簡単な話ではありません。そこで重要になるのが「柔軟性」だと思うんです。
しっかりと柔軟に対応できる人材というのは、言い換えれば「自走できる人材」です。今のエプソンでは自分で考えて行動できる人材が重宝されていると思うんです。
この辺りをヒントにしながら、自分の資質をどう活かす事ができるか考えてみてくださいね!
地域別の売上収益
では、このあたりで地域別に少しだけ見てみましょう。
こちらをご覧ください。

これは国別の売上を示しているのですが、日本国内の売上はわずか23%ほどしか無いんですね。
売上の8割弱が海外市場ということです!
特にアメリカと中国でのビジネス規模が大きい状況。
現在は、これら2大国以外の成長著しい新興国でもビジネス拡大を図っています。(先ほどふれた、大容量インクタンクモデルを展開)
この結果、おそらく日本国内の売上比率は今度ますます減少していくとお思われます。
こうなると、エプソンでの仕事において海外との関わりは避けられないでしょう。
海外赴任者もかなりの数いるはずです。
セイコーエプソンの平均年収
セイコーエプソンの平均年収は766万円。
平均年齢が43歳なので、まずまずですね。
さいごに
いかがでしょうか。
セイコーエプソンを支えているのは、プリンター!とくに、大容量のインクタンクモデルは当面、集中的に拡販していくことになると思います。
現在150カ国以上で販売されているため、グローバルで活躍できるタフな人材が重宝されるのではないでしょうか。
それと忘れてはいけない、スピード感と柔軟性。これも重要だと思います。
ぜひとも、この記事を参考に自分の言葉で考えてみてください。
きっとあなたの資質が光るポイントがあると思います。
それでは!検討を祈ります!
添付した情報はすべて、セイコーエプソンのホームページからの出典、および参考です。
【セイコーエプソン ホームページ】
https://www.epson.jp/IR/
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