簿記2級に独学で合格する方法と予備校という選択肢【満点合格者の勉強法】

簿記2級のすべて

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今回は、簿記2級の独学のやり方を徹底的に記しておいたので、これから受験する人は是非見てください。

また、記事後半では予備校を利用するという選択の合理性も提示しています。

簿記2級は独学が可能ですが、忙しい方にとっては予備校でサクッと確実に一発合格する方が、はるかにコスパが良いですよ。

【関連記事】簿記2級の予備校の費用と特徴を満点合格者が徹底比較!オススメはココだ!

 

1. 最も重要な学習コンセプト

まず、はじめにネタバレすると、独学で絶対的に重要なコンセプトは何度も「繰り返すこと」です。

こう言うと、なんだか馬鹿げてるような気がするかもしれません。もっとスマートなやり方は無いのか?なんて思う人もいるでしょう。

でも、はっきり言って、簿記2級を勉強するレベルの人にとっては「繰り返し」が本当に重要です。

その理由は2つあります。

  1. 簿記は半分スポーツだから
  2. 簿記2級の受験者はまだ初心者だから

 

それぞれ説明します。

 

1-1. 簿記は半分スポーツだから

簿記って頭で理解する前に、体で覚えなくてはならない局面が絶対にあるんですよね。

例えば、仕入勘定で売上原価を計算するときには、ほぼ全員が「しくりくりし」と覚えます。

(まだ勉強していない人は意味不明だと思いますが、必ずこれを覚えることなります。)

これは、仕入、繰越商品、繰越商品、仕入の頭文字で、仕訳の型を覚えているわけですが、いったい何割の人が、この仕訳の本質的な意味を理解しているでしょうか。

たぶん、簿記2級の受験者の多くは、これもよく分からないまま試験に合格していくと思います。

「型で覚えたから問題は解けるけど、何をやっているのかはイマイチつかめない」

簿記を習得する過程では、必ずそんな局面があるのです。

だから、短期間で合格したければ、頭である程度理解したら(いや、理解しきれなくても)、速やかに手を動かして解きまくることが重要なのです。

 

1-2. 簿記2級の受験者はまだ初心者だから

簿記2級を勉強しているということは会計の初心者ですよね。

なので、会計が何たるかを本当に理解できている人なんてほとんどいません。正直、これは自然です。

それに、ひとつの論点で足止めを食らうのは時間がもったいないということもあるので、まずは型で覚えて問題を攻略しようとするのは、いたって合理的です。

このようにして、型を覚えた上でたくさんの問題を解きまくると、少しずつ霧が晴れてくるのが分かると思います。

様々な問題と向き合う中で、「しくりくりし」はいったい何をやっていたのかが理解されていくわけです。

初心者が一発で「理解」するのは難しいので、たくさんの問題と向き合う中で理解を醸成していくことが、簿記2級の独学コンセプトです。

 

2. テキストと問題集と過去問

独学者が使用する教材は大きく分けて3種類。

テキスト、問題集、過去問(or模試)です。

テキストと問題集は内容が整合しているものをセットで使用すべしです。(簿記の教材はほぼ全てがシリーズになっているので、テキストと問題集は必ずセットで購入)

過去問や模試は個別に購入して解きまくります。

以下、私が最低限の信頼をよせる教材を載せておきます。

 

2-1. よくわかる簿記シリーズ

合格テキスト 日商簿記2級 商業簿記 Ver.13.0 (よくわかる簿記シリーズ)

合格テキスト 日商簿記2級 工業簿記 Ver.8.0 (よくわかる簿記シリーズ)

合格トレーニング 日商簿記2級 商業簿記 Ver.13.0 (よくわかる簿記シリーズ)

合格トレーニング 日商簿記2級 工業簿記 Ver.8.0 (よくわかる簿記シリーズ) 

私が実際に使って、満点合格を果たした教材なので、このシリーズは間違いないですね。

合格テキストは説明が「必要十分」なのが良い感じです。

まわりくどい説明が好きではない人、スパッと要点を教えてほしい人は、よくわかる簿記シリーズが合っていると思います。

ちなみに、このシリーズはTACの簿記講座でも使用される教材なので最も信頼できる教材だと思います。

 

2-2. スッキリわかるシリーズ

スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第11版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ) 

スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記 第8版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ) 

かなり有名なシリーズです。イラストが多めです。

「スッキリ」とうたっているだけあってか、解説は簡潔なので、それなりに理解力がないと、ややストレスかも。

 

2-3. パブロフシリーズ

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 テキスト&問題集 第5版 

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 テキスト&問題集 第3版 

これもかなりイラストが多いシリーズです。スッキリシリーズと比べて、かなり手厚く解説されているのが良いです。

説明がくどくなっている印象も受けますが、初学者が基礎から叩き込むにはそれくらいが良いのかも。

 

2-4. みんなが欲しかったシリーズ

みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 商業簿記 第8版 (みんなが欲しかったシリーズ) 

みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 工業簿記 第5版 (みんなが欲しかったシリーズ) 

みんなが欲しかった 簿記の問題集 日商2級 商業簿記 第8版 (みんなが欲しかったシリーズ) 

みんなが欲しかった 簿記の問題集 日商2級 工業簿記 第8版 (みんなが欲しかったシリーズ) 

フルカラーのテキストはこれだけだと思います。図解が豊富なのが良いです。それ以外の解説は至って普通。

 

2-5. 合格するための過去問題集(過去12回分)

合格するための過去問題集 日商簿記2級 ’19年6月検定対策 (よくわかる簿記シリーズ) 

過去問12回分という量。加えて過不足のない解説。過去問はこれで間違いないです。

本書の前半(第1部)は「TAC式出題別攻略テクニック編」として、本試験レベルの問題の解き方を学べるのですが、これが秀逸。本試験の問題を解くための思考法が得られます。

 

2-6. あてる TAC直前予想(模試4回分)

第154回をあてる TAC直前予想 日商簿記2級 

最も有名な市販の模試。解説も丁寧。

解く問題がなくなったら、とりあえずこれでしょう。

ここまで来ると、解説の質は結構どうでも良くなってきていると思います。(簡潔な解説だけで、自分がなにを間違えたのか理解出来るレベルになっていると思う)

 

2-7. ズバリ! 2級的中 完全予想模試(模試5回分)

第154回日商簿記 ズバリ! 2級的中 完全予想模試

まだ足りない人はこれも。解説の分かりやすさはこれが一番かもしれない。

 

3.独学の進め方

基本的なコンセプトは冒頭で述べたとおり「繰り返し」です。

間違っても、1回読んだとか、1回解いただけで次の教材に進むのだけはやめた方がいいです。

何度もやり込むことで理解が醸成されていきます。

 

3-1.テキスト1周目

まずはテキストを一周させました。

どのテキストも基本構成は「論点の説明」→「例題」の流れです。この例題を腹落ちさせることが独学ではおそらく最も重要な工程です。

なぜなら、簿記の世界では、基本を理解せずして応用はありえないからです。

とは言え、1周目で全ての論点を完璧に理解するのはまず無理です。なので、初めの1周目では、分からないところは付箋でも貼っておいて、先に進めることをオススメします。

何度も言いますが、この後の「繰り返し」の過程で理解は醸成されていきます。

分からない論点があったとしても、「そういうものなんだ」と割り切って、型だけ覚えたら先に進めるのが吉。

 

3-2.テキスト2周目&問題集1周目

テキストが1周したら、間髪入れずに2周目です。ここは問題集とセットで進めました。

進め方は以下のとおりです。

  1. テキストの各論点の例題だけを解く(分からなければ説明を読んで理解に務める。それでも分からなければ無慈悲に2へ進む)
  2. 問題集の該当箇所をすべて解く(解答解説を見ても分からなければ、テキスト例題に戻る。それでも分からなければ無慈悲に次の論点へ進む)

 

この調子で全ての論点を潰していきました。

ここで1周目に貼った付箋が少しは減ると思いますが、まだ理解ができないまま残っている論点もありました。

 

3-3. テキスト3周目&問題集2周目

理解できず付箋などで印をつけた論点を重点的に、じっくり理解していきました。

ここは、やや面倒ですがインターネットや他のシリーズの教材を見ながら、理解に務めました。

テキストは基本的に1冊で良いのですが、この工程はだけは、スポットで他のテキストに浮気。(結果的にこれが奏功したと思います)

同じ論点でもテキストが変われば、説明の仕方が違ったりもします。それで腹落ちしたらめっけもん。スポットでのテキストの浮気は至って戦略的だと思います。

ちなみにYouTubeにも優れた動画が落ちているので、使わない手はないです。

 

3-4. 過去問を解きまくる

このレベルまで来て、過去問に着手しました。過去10回分はやったと思います。

最初は時間を測って解きましたが、今思えば時間は測らなくても良かったと思います。

簿記2級は比較的時間に余裕がある試験なので、問題集を解くのと同じテンションで過去問をさばいていけばOK、というのが私の感覚。

さて、くどいですがあえて言います。過去問を解くフェーズでも重要なのは「繰り返し」なのをお忘れなきよう。

とくに私の場合は、間違えた論点は必ずテキストの例題に立ち返り、基本を再確認してから、再度過去問の該当箇所を解き直すようにしたのが、かなり奏功しています。

正直言うと、ここの工程が最も実力養成に貢献したと思っています。

というのも、この工程を経たおかげで、過去問10回分(正確な数は覚えていない)で解けない問題はほぼゼロの状態にまでなったからです。

ここまでくれば、簿記2級はおそらく余裕で合格できる実力がついています。

 

3-5. 模試4回分

極めつけです。このフェーズでは解けない問題を探すために模試を購入するありさま。

自分の実力にかなり自信がついていたので、模試は実践さながら時間を測って解きました。

解けない問題があれば、テキストの例題に立ち返って確認するのは過去問のときと同様。

 

4.簿記2級は予備校でサクッと取るという選択も大アリ

ここまで、私が独学で満点合格したプロセスを説明してきました。

これらはすべて大学生の頃の話で、部活もサークルもなかったので、時間がたっぷりありましたし、結構ストイックに簿記に打ち込みました。

でも、忙しい学生や社会人はもっと効率的に勉強して、最短距離でサクッと合格したいですよね。

そんな方は、速攻で予備校に飛び込んじゃう方が絶対にコスパが良いです。

独学はたしかに金銭的なコストがあまりかかりませんが、時間コストは間違いなくかかります。

それに、独学と比べて試験に落ちるリスクだって当然高い。

だったら、はじめから予備校に入って確実に一発合格した方が良いと思います。

幸い、簿記2級は鬼のように難解な資格ではありません。やることさえやれば、誰でも受かるのです。

一人で悶々と勉強するより、予備校を利用してサクッと合格を目指すのは至って合理的ですよ。

 

5.簿記2級の予備校を費用の安い順でランキングした

ということで、簿記2級の予備校を費用の安い順にランキングにしました。(3級学習済みを前提に標準的なコースの金額で比較してます)

予備校選びに使ってください。

ちなみに、私が個人的に信頼しているスクールしか入れていないので、悪しからず。(※価格は変動することがあるので、最終的にはご自身での確認をお忘れなく)

簿記予備校を徹底比較した記事も書いてます↓

簿記2級の予備校の費用と特徴を満点合格者が徹底比較!オススメはココだ!

 

5-1.【第1位】ネットスクール:日商簿記2級 標準コース

日商簿記2級 標準コース:【価格】40,200円

安い。そのうえ、ネットスクールはなんと言っても桑原先生の存在が大きく、講義が最強にわかりやすい。

日商簿記ならネットスクール

 

5-2.【第2位】クレアール:2級パック

2級パック:【価格】53,000円

かなり安い。クレアールは独自の効率的学習法を極めているスクール。必要最小限の労力と時間で合格を果たすためのカリキュラムが自慢。公認会計士試験の世界でも、わりと有名。

他のコースも充実しているので、無料で資料請求して詳細を確認してみてください。

クレアール簿記アカデミー

 

5-3.【第3位】LEC:2級パーフェクトパック

2級パーフェクトパック:【価格】61,600円

大手予備校の部類。1987年から講座を開講している古株。私の大学院時代のクラスメイトで、LECを利用して会計士試験を突破した人が2人いる。(簿記ではないですが、信用に足るのではないかと。)

LEC日商簿記サイトはこちら

 

5-4.【第4位】資格の大原:2級合格コース ★個人的イチオシ

2級合格コース:【価格】66,000円(WEB通信)

最大手。まず間違いない。予備校勢のうち大多数の合格者がこの講座から輩出されている。

模試や本試験直前パックなども充実しているので、資料を取り寄せて詳細を確認してみてください。

簿記講座【資格の大原】

 

5-5.【第5位】TAC:2級合格本科生

2級合格本科生:【価格】78,300円(WEB通信)

こちらも大原と双璧をなす最大手。まず間違いない。もう何も言うことがない。

TAC簿記講座

 

6. 簿記2級の学習時間

予備校最大手のTACによると、簿記2級に合格するためには150~200時間程度の学習が標準とされています。(もちろんこれはTACの講座を受ける前提の数字)

仮に200時間必要として、 毎日2時間を簿記学習にあてれば、わずか200日(3ヶ月強)で合格レベルまでたどり着ける ということです。

ちなみに、3級未経験者の場合はもっとかかると思った方が良いです。

一方、独学だと250~350時間を要すると言われています。

仮に350時間必要とすると、毎日2時間勉強しても、 約半年(5.8ヶ月)もかかる計算 です。わりと大変。

もしも、社会人の私が今から簿記2級に挑戦するとしたら、即座に予備校を利用すると思います。忙しい毎日において、時間は貴重ですから。

 

7. 簿記2級の合格率(難化するハズレ回あり)

これから簿記2級を受けるあなたに知っておいて欲しいことがあります。それは「簿記2級の合格率は毎回かなりブレる」という事実です。

こちらを見てください。

簿記2級合格率トレンド

これは過去52回分の合格率の推移を示しています。一目瞭然、毎回合格率が乱高下していてブレブレですよね。

つまり、 アタリ回とハズレ回がある ということです。

なので、もし合格出来なかったとしても、あきらめずに再挑戦する価値が大いにあります。

残念な結果だった人は、予備校の短期講座だけスポットで受講して、試験に再挑戦すれば、結構な確率で合格できると思います。

 

さいごに

私は日系メーカーの経理を経て、現在欧州で仕事をしています。そこで感じるのは、会計の知識は英語と同じくらい世界の共通言語として機能しているということです。

そして、その共通言語の礎は、大学時代の簿記2級で築かれたと結構本気で思っています。

あなたも是非、世界で使える会計スキルを身につけてください。応援してます!

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