英語学習法において音読は鉄板トレーニングとして認知されていますよね。
でも、音読実践者のなかには、音読の効果が実感できない人もいます。
果たして音読に効果はあるのか否か・・
結論から言うと、絶対に効果があります。
音読で効果が実感できない人は音読のやり方を間違っているだけかもしれません。
音読の目的を理解する
まず音読の目的を理解すべしです。
効果が実感できない人がやりがちなのは、目的を考えずに漫然と音読をすることです。ただただ、英文を英文として読んでいく。
これじゃ、なんの効果もないんですよね。
音読の目的は、英文を「読み下す」ことです。
英語を読むときに、いちいち返り読みをしていては時間がかかって仕方ないですよね。
なので、英文は頭から読み下して、一度で意味を理解しないと試験や実社会では使えません。
そのためのトレーニングが音読なわけです。
音読する前に絶対やるべきこと
じゃあ、どうやって音読トレーニングをするか。
2ステップです。
- 徹底的に精読
- 徹底的に音読
これだけです。
音読しても効果が実感できない人は精読をしていますか?
精読なくして音読なしです。
完全理解した英文を音読しまくってこそ、読み下せるようになっていくんです。
精読というのは、文構造を完全に理解するということです。
括弧や矢印を使ってテキストに書き込んでしまえば良いと思います。
理解した英文を、音読しながら読み下すトレーニングを続けると、目の動かし方がこなれてきます。
それにともない、返り読みしていた部分を頭から理解できるようになっていきます。
精読しないまま中途半端な状態で音読しても、この効果は得られません。
音読の回数が少なすぎないか
音読の効果が実感できない人は、音読の回数が足りていないかもしれません。
私は長文を精読した後、多いときは50回音読していました。
同じ長文を、です。
正直これはやりすぎだったかもしれません。読みすぎて、途中惰性になっていた感も否めません。
でも、経験上言えることは、このくらいの勢いで音読をしないと効果は得られません。
音読をすれば体感できますが、少なくとも20回を超えたあたりから、完全に読み下せている感覚が得られます。この感覚が大事。
音読は憑依すべし
音読の効果を最大限活かすためには、英語のリズムを意識することも重要です。人前でプレゼンしているかの如く、音読するのです。
もちろん、日本語英語で音読してもリーディングの観点からは一定の効果が得られると思います。でも、どうせやるならスピーキングやリスニング力の向上も目指したいですよね。
だったら、ネイティブのリズムを真似して音読することです。
まるでプレゼンターに憑依するかの如く、英語のリズムで音読を何十回と繰り返せば、スピーキングのリズムも改善しますし、ひいては聞き取りのレベルも上がります。
日本語英語で音読をするのはもったいないのです。
さいごに
結局のところ、英語学習にショートカットはないということです(残念ながら)。
きちんと精読をし、リズム感をもって音読を繰り返す。これをして初めて音読の効果が得られるわけです。
決して楽ではありません。でも、幸い英語は努力が報われる世界です。
一緒にコツコツ頑張りましょう。
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