会計士受験生はなぜ「撤退条件」を持たないのか

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会計士受験生をやっていたころ、僕は「受験界」という小さな世界にどっぷり浸かっていました。その小さな世界では、成功者といえば会計士試験合格者のことであり、それ以外はない、という空気が充満する特殊環境でした。いまになって見れば、アレを「特殊環境」と言えますが、当時は周りに同じ受験生しかいなかったので、それが「普通」という感覚でした。

会計士受験生はとてつもなく視野が狭いと思います。合格するためには、試験勉強にフルコミットの生活を短くても1年半は過ごすことになるので、視野狭窄になっても仕方ない側面はあります。それでも、会計士以外のプランを持たない受験生が多すぎる余り、会計士受験に人生を狂わされた人たちが世の中にはいるという事実には目を向けるべきだと思います。

僕と同じ時期に受験生をしていた元同士の中に「お兄ちゃん」と呼ばれる方がいました。彼はいわゆる「受験ベテラン」で、幾度も受験して落ち続けていました。とはいえ、周りの受験生の中では頼りにされる存在で、理解しづらい論点があれば、お兄ちゃんに聞けば何でも答えてくれました。そんなお兄ちゃんも、後輩の受験生が合格を果たしていく中、自分は短答式試験すら合格できない状況に焦りはあったと思います。

僕が就職活動にシフトした時、彼は当然に受験勉強を継続していましたが、その結果がどうなったのかは知り得ません。僕の邪推の域を出ませんが、あのときお兄ちゃんはサンクコストの罠にはまっていたと思います。「ここまで努力してきたのに、今さら後戻りはできない」。カネと時間とプライベートを犠牲にし、本気で努力してきた人ほどこの思考の罠に陥ります。

これに加え、お兄ちゃんは会計士受験界という特殊環境がもつ独特の価値観(合格するまで諦めない!諦めなければ合格できる!)のために、「撤退=負け」という感性を持っていたのかもしれません。予備校は合格者を一人でも多く出したいので、受験生にハッパをかけるのは自然なことです。しかし、予備校に意図はないとしても「撤退は負け」という価値観は、閉じた世界で勉強に没頭する受験生に、いとも簡単に刷り込まれていくのではないかと思います。

なにも会計士試験だけに限った話ではありませんが、世の難関資格と呼ばれるものに挑戦するのであれば、からなず「撤退条件」も定めておく方が良いです。1日8時間の勉強を1年以上続けたのに、不合格だったときを想像すると、撤退の判断がいかに痛みを伴うか、少しは予想できると思います。知り合いにも、撤退の決断ができず「職歴なし・既卒3年目」になった人がいました。こうなってくると、仮に撤退を検討しても、次のキャリアを描きにくい状態になっているため、余計に撤退しにくいという悪循環になってきます。心の中に撤退条件を持っておくことで、最適なプランBに進めるわけです。

会計士受験生は「撤退=負け」というネガティブな感覚を持ちすぎな気がします。撤退というのは本来、戦略的な判断を伴うものであり、その視線は常に「勝ち」に向かっています。企業経営においても、事業撤退というのは、全社としての「勝ち」を取りにいくための、したたかな判断と考えることができます。「合格するまで諦めない!諦めなければ合格できる!」という外からの声援を浴びながら、継続することが正義と思い込み、自分にとっての「勝ち」を見失うから撤退の判断は難しくなるのだと思います。

僕の個人的な経験でしかありませんが、会計士試験に真面目に取り組んでいれば、仮に撤退したとしても、その過程で得た知識・能力は十分活かせます。心の中に撤退条件を。

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